しゃべるメガネのブログ

日々の学びや癒しを4コマ漫画で表現します。

若年者xコロナ5 〜最後は家族〜

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最後は家族

こんにちは、黒メガネ院長です。

 

前回は認知バイアスについてお話ししました。

 

kuromeganeincho.hatenablog.com

 

認知バイアスは結果的に合理的でない判断をしうるのでした。

 

しかしながら私は認知バイアスの下でも合理的な判断を下すことはできると考えています。

 

その方法は、自分だけでなく周りの皆を助ける

という視点を持ってもらうことです。

 

 

そもそも認知バイアスによる合理的でない判断は、科学的に正しいという理論ではなかなかその判断を覆すことは難しいです。

 

記事は少し前なのですが、若年者に行ったアンケートで、誰に勧められたらワクチンを打つことを考えるかという問いに対して、家族と言う答えが最多であったようです。(1)

 

持病のある家族や高齢のおじいちゃん、おばあちゃんを守ると言う、

自分以外の誰かのためになると言う視点からの説明で、

認知バイアスがある方にも胸に刺さるためではないかと考察します。

 

日本ではすでに多くの方が自分以外の周囲の皆も助けるという視点を持っているからこそ、

ここまでワクチン接種率が上がっているのだと思いますが、

今一度ワクチン接種に悩まれている方には考えて欲しいなと思います。

 

感染前の日々を取り戻すために一役買おうじゃないか

ワクチン接種に積極的ではないまでも、理解してもらえる人が少しでも増えることを望んで、このシリーズを終わりたいと思います。では。

 

若年者xコロナ4 〜認知バイアス〜

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認知バイアス

こんにちは、黒メガネ院長です。

緊急事態宣言が明け、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

ワクチン接種率も2回目を終えた人が9/30でついに60%を超えました。

1回目を終えた人は70%を超えています。

 

0-11歳までの人口が約1200万人なので、接種対象者における未接種者は約3800万人。

 

1日の接種総数は160万回を超えておりましたが、9月後半は60-80万回で、特に1回目の接種者の割合が減ってきており、20-30万人程度となっています。(1)

 

打ちたくても打てない人もまだまだいるかもしれませんが、

ワクチン接種を控える決断をされている方もいるでしょう。

 

今回のテーマは認知バイアスです。

バイアスとは偏り(かたより)のことです。

 

認知バイアスとは自分の先入観や周囲の環境により物事の判断が

非合理的になってしまう心理現象のことです。

 

認知バイアスはたくさんの種類がありますが、

今回はワクチン接種を回避する認知バイアスを選んで描いてみました。

 

自分のことかもと心当たりがある方もいるかもしれません。

 

確証バイアスでよくみられる例

B子『A子の家いつも綺麗だよねー。何型?』

A子『そんなことないよ、 B子。A型だけど』

B子『あーやっぱりね。A型は几帳面だもんねー』

これはA型は几帳面という確証バイアスです。

 

血液型は生死には関わりませんが、ワクチン接種に関しては

認知バイアスに惑わされずに合理的な判断をしたいですね。

 

認知バイアスはそもそも合理的な判断ではないため、

合理的な説明をして他者が正すことは難しいです。

 

しかしながらコロナワクチンに関しては生死に直結するような様々な情報が出回り、

認知バイアスに陥いってはいけませんと言う方が無理があるように感じます。

 

では認知バイアスに陥った状態では、決断を変える方法はないのでしょうか?

 

答えは決断を変える方法は、あります!!

 

次回、お話ししたいと思います。では。

若年者xコロナ3 〜10万人あたり…〜

 

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 10万人あたり...

 

こんにちは、黒メガネ院長です。

 

前回はCovid-19感染してしまった時の症状が長く続く可能性がある

Long Covidについてお話ししました。

 

kuromeganeincho.hatenablog.com

 

ワクチンはLong Covidにも有効であり、

 

若年者もワクチン接種のメリットが大きいことがわかってきています。

 

でも、でも、ワクチンはやっぱり怖い!!

 

副反応とか、アナフィラキシーとか、不妊になるとか異物混入だとか色々な話があり、

打つ気になれない。。。

 

お気持ちはよくわかりますし、ワクチン接種後に様々な症状が出ていることは確かです。

 

特にワクチン接種後に死亡するという話は非常にインパクがあり、

 

ワクチン接種を控えてしまう一つの大きな話題ではないでしょうか。

 

ワクチン接種が死亡の原因となったと断定されたケースはありませんが、

 

実際に2021.8.22の時点(ワクチン接種から6ヶ月)で

ファイザー社のワクチン接種による死者は1076件(1)あります。

 

さて、

今回の新型コロナウイルス蔓延前の日本ではいったいどのくらい人が亡くなっていたかご存知ですか。

年間約140万人です。

 

半年で約70万人の方が亡くなる現代社会において、

半年のワクチン接種期間でにワクチンを2回接種した方

5000万人の内の1000人の人が亡くなっているのです。

 

???

 

1000人が多いのか少ないのかよくわからないですね

 

全ての人類を巻き込むウイルス感染症のため、

母数が多すぎて数字の印象が変わってしまうのです。

 

そこで今回は10万あたりのというテーマで他の事象と比較してみました。

個々人のミクロな視点は一旦置いておいて、マクロな視点での考察をご覧ください。

 

 

年末ジャンボ宝くじは当たらなそうですね。。。

若年者xコロナ2 〜Long Covid〜

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Long Covid


こんにちは、黒メガネ院長です。

 

前回は日本における若年者は新型コロナウイルスによる重症者や死亡者は今のところ少ないというお話をしました。(アメリカでは若年者の死亡者が既に2万人以上出ていますが。)

 

kuromeganeincho.hatenablog.com

 

 

そうなると、日本ではワクチン接種は若年者には不要なのでは?

 

という話も出てきますね。

 

そこで今回は新型コロナウイルスに罹ってしまった場合に

 

起こりうる後遺症についてお話します。

 

Long Covidという言葉を聞いたことありますか?

 

Long Covidとは新型コロナウイルス感染後、

長期に渡り後遺症(呼吸苦、倦怠感、咳、味覚嗅覚の喪失、脱毛など)

が残ってしまうことで、

 

日本の報告でも発症から半年経過した時点でも呼吸苦(11.1%)、嗅覚障害(9.7%)、

 

倦怠感(9.5%)、咳(6.3%)といった後遺症が残っているようです。(1)

 

後遺症は1年以上も続く場合もあるようで、

 

仕事や学校生活に大きな影響が出てしまいますね。

 

幸いなことにワクチンはコロナ感染時の症状の軽減、

さらにLong Covidになるリスクも下げてくれます(2)

 

感染もしにくくなる上に、もし感染したとしても症状の軽減、さらにLong Covidのリスクを下げるという事実は、

 

若年者においてもワクチン接種をする一つの理由

 

になると思います。つづく。

若年者xコロナ

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若年者xコロナ


こんにちは、黒メガネ院長です。

 

都市部の緊急事態宣言も9月末まで続き、厳しい日々が続きますね。

 

今回から全5回(くじけなければ)に渡り、

若年者に新型コロナウイルスに対するワクチン接種

について考えていこうと思います。

 

増える若年者の感染、流行するデルタ株に日本中が戦々恐々としている中で、

 

TikT○kでワクチンを打たない理由をつらつら述べている動画を目の当たりにしました。

 

 

専門家が自分のブログにどれだけ科学的に根拠をもった情報を流しても、

 

厚生労働省がホームページに生データを掲示していても、

 

特に若年者にはSNSの影響力の方がもしかしたら甚大

 

かもしれません。

 

 

そして動画は非常に上手く作られているので、

 

説得力があり、理論的で、

 

あーそういう考えもありだなと思ってしまいます。

 

で、それを見た皆さんは結局何が正しいのかを迷います。よね?

 

 

さぁ、ここで立ち止まってみてください。

 

正しい情報って何で必要なんでしょう?そもそも正しいって何でしょう?

 

 

ここでいう正しいとは、科学的に正しいことです。

 

そして今私たちは科学的に正しい情報をどう活かすべきか。

 

それは

 

健康に生き延びる確率が一番高い選択肢を選ぶために

 

使うのですよね。

 

 

様々な情報が溢れる現代社会において、

 

 

最終の目的からブレていないかどうかを常に確認しながら

 

 

情報を取捨選択していくと良いと思います。

 

つづく。

 

 

 

薬はいつ飲むの?

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薬はいつ飲むの?



こんにちは、黒メガネ院長です。

 

よく受ける質問で、『解熱鎮痛薬はコロナワクチン接種後何度まで熱が上がったら飲めばいいですか?』というものがあります。

 

コロナワクチンの副反応として、発熱の他にも接種部の痛み倦怠感などがありますが、

解熱鎮痛薬は発熱以外の痛み、倦怠感などの症状にも有効です。

 

なので私は『38度以上あるならもちろん飲んでいいし、それほど熱がなくても熱っぽくてしんどい時、痛くてしんどい時、だるくてしんどい時は薬を飲んでください』と説明しています。

 

薬の種類はアセトアミノフェンは小児や妊婦さんにも安全に飲める薬として推奨されています。

NSAIDsは消炎効果は強いですが、15歳未満の小児、妊婦、腎機能が低下している方は飲めません

授乳中の方はNSAIDs内服しても問題ないとは言われていますが、それでも子供への影響を心配される方にはアセトアミノフェンが安心ですね。

 

さて、副反応が心配だからワクチン接種前、または症状が出る前に薬を飲もうと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

かくいう私もワクチン接種後、症状が出る前に薬を飲んでました。

これは作られる抗体量が減ることが懸念されており推奨はされていないようです。(※抗体が作られないわけではありません。)

 

ただ皆様にも生活があります。

家で休んでる時間はないという人もいると思います。

何事もバランスが大事だと思いますので、私は自分の生活ができる範囲内で症状が収束するのが良いと考えています。

なのでしんどかったら薬を飲んでくださいね。

では。

注射はなぜ痛い?

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注射はなぜ痛い?




こんにちは、黒メガネ院長です。

 

コロナワクチン接種前によく聞く質問。

『痛いですか?』

 

気になりますよね。

最近は注射に慣れていない若い方も接種が始まっており、ここで簡単にお話します。

 

痛みは感じる場所って実は決まっているのです。

筋肉注射でいえば2箇所。

①皮膚の痛点

②筋膜(筋肉を覆っている膜)

となります。

 

この2点が針を刺す刺激、そして薬を注入するときの刺激で痛みとなって感じます。

 

ワクチンを接種する側の人情として、少しでも痛みをなく摂取してあげたいと思います。

そこで私が行っている方法として、皮膚の痛点を避けて注射をしています。

 

皮膚の痛点は1cm2辺り100-200個も存在すると言われています。

試しに爪楊枝で皮膚をつついてみて下さい。

特に痛いところ、ありませんか。

同時に痛みを感じないところもあるのではないでしょうか。

 

痛点を避けて注射することで、①による痛みは軽減できる可能性が高まると考えています。

 

また

細い針を使うこと(ただし筋肉に到達させるための十分な長さがあるもの)

皮膚に対して垂直に刺すこと

も①による痛みを軽減させる対策だと思います。

 

ただし②による痛みはどうしようもないので、結果痛いと感じられる方もそれなりにいるのが現状です。

痛かった方、ごめんなさい。orz